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最後は人間力!

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さきほど、サッカー少年Y君に、

久々に説教しました。

 

理由は、午後7時から午後10時まで勉強するという約束をしたのに、

午後9時40分で切り上げて帰りかけたからです。

 

「まだ20分あるよ! ナニ勝手に判断してるん?」

 

ゴールキーパーをやってます。

かなり上手らしい。

 

でも、アカンわ!


「サッカーで20分、自分勝手な判断で誤魔化して許されるん?」

「いいえ・・・」

「しゃあ、勉強やったらエエのん?」

 

返す言葉なんぞ、ないやろ!

 

「そういう気持ちやから、いつまで経っても勉強がでけへんねん!」


サッカーをしていようが、勉強をしていようが、

あなたがしていることです。

 

ひとつ手を抜いたら、

それはいずれ、あなたの本命である

サッカーでの信頼性が崩れることになります。

 

つまり、サッカーについて命取りになる。


もう15年ほど前ですが、

高校ラグビーの大阪大会で優勝したある私立の高校が、

優勝インタビューとして、全員がテレビ出演したことがあります。

 

それもスポットニュースではなくて、30分の時間が組まれていて、

プロのアナウンサーがインタビューするものです。

 

ところが・・・

まず椅子の座り方がなっていない。

常識のある高校生なら、ちょっとはかしこまって椅子に座るのを、

どっかのバーの座席に座っているように、ちょっとふんぞり返っているのです。

 

私の偏見かな・・・?

 

そう思って翌日に、ラグビーの指導をしている知り合いに尋ねたのです。

「ああ、昨日のテレビでしょ? 教育がなってないやんな、あいつら・・・!」と

その知人が先に言いました。

 

「それ、先生の偏見ちゃうよ。オレ、腹立ってチャンネル変えたもん。」とも・・・。

これの根本的な原因はナンやと思わはります?


学校の教育力です。

そのレベルのメッチャ低い高校のラグビー部が、たまたま優勝したのです。

 

ほかのモノを犠牲にしてまでラグビーに打ち込んでいるのですから、

その子たちが勉強する時間が取れないことくらい、百も承知です。

 

私、某私立学校の教師を10年した経験があります。

その学校にもスポーツ・コースがありました。

 

早朝6時に学校にやって来て、授業が始まる前に厳しい練習をして、

6時間目の授業が終わったら寸暇を惜しむように練習場へ行き、

午後10時まで、さらに厳しい練習をしていました。

 

それも毎日です。

 

ですから、勉強をいつしているのか、こっちから尋ねたくらいです。

すると、このように言うのです。

「先生、勉強する時間な、授業中しかないねん。」

進学校だったので、周囲の生徒から比べたら確かに学力は低い。


ですから、二言目には「先生、オレらアホやもん」と言うのです。

そういう生徒たちによく言っていたのが、これです。

 

「それはな、勉強する時間を全て擲(なげう)ってスポーツをしているからです。

 その時間を全部勉強にすり替えたら、

 ほかのどの生徒よりもトップクラスに行けるよ。

 だから自分のことをアホと言うたらアカン。」

 

この子たちが国体のバレーボール競技で優勝したとき、

テレビに出ました。

 

例のラグビー部と全然違う。

もちろんバレーボール部の彼らのステージの方がずっと上でした。

 

自分が大好きなスポーツだけをしていれば、これほど幸せなことはない。

そう思うのが、中高生です。

 

本音を明かせば、勉強なんかしたくない。 勉強なんて、いらんやん。

ウチの塾のサッカー少年も、可能なら、そう叫びたいんやろな。

 

でも、ナンで勉強するんやろ?

 

お説教のときに私が言ったのは、これですね。

 

「結局、何が大事やと思う? サッカーの技術か?」

 

いくらサッカーが上手でも、試合に出せば「独り試合(スタンドプレイ)」をする。

監督やコーチが何度注意しても「オレがオレが・・・!」という我を丸出しにする。

 

こんな選手、肝心な試合に使えますか?

 

サッカーというスポーツは、ある程度「オレがオレが・・・」の精神は必要でしょう。

 

でもそれは、周囲の状況で判断することであって、

スタンドプレイがイイわけではないはずです。

 

「監督とコーチの違いって何か分かってる?」と尋ねると、明確な答を返せません。

確かに中2になったばかりやからね。無理もないか・・・。

 

ノムさんの受け売りですが、最もやと思ったので言いました。

 

「コーチは技術の指導をするのが仕事。でも、監督は違います。

 監督は選手を一人前に育てるのが仕事。」

 

一人前とはなんぞや?

 

「一人前」とは、選手である前に、いっぱしの社会人であること。

社会人としてちゃんと育っていない者が、優れた選手になれるはずがない。

 

優れた考え方があってこそ、優れた技術が開発でき、優れた選手になる。

たとえ天才的にサッカーが上手でも、人格が欠損していることなんて、

プロの世界なら1か月もすればバレます。

 

そんな選手がチームからもファンからも、信頼を得られるはずがない。

 

「優れた選手には、全員あるモノを持っている。それは何か分かる?」

 

彼の表情が穏やかになってゆくのが分かります。

 

とどめの一言は、これです。

 

人間力です

 

「先生はね、君がずば抜けて勉強が出来るようになって欲しいなんて、

 これっぽっちも思っていない。

 確かに出来ないよりは出来る方がイイに決まっているけれど、

 それよりも人間を磨きなさい。

 だから、20分誤魔化して帰るなんてセコいことするな。」

 

このサッカー少年の人格を、

根っ子から掘り返さんとアカンようです。

プロを目指している子だからね。

 

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