自分もそうやったもんな・・・

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今はしたり顔というのか、

さも人生を経験しとりまっせという顔で

「先生」と呼ばれてますけど・・・

 

昨日のY君のことでお母様からメッセージをいただき、

それに対して回答を書かせていただいているときに、

自分の音楽の道ことを思い出しました。

 

そういえば、中学2年生の頃は、おもいきりサボってましたね。

 

本当は大阪音楽大学の附属高校に進みたかったので、

日頃のレッスンを受けていた先生のご紹介で

音大の教授のところで見ていただきました

(私が音大の2回生になった年、

残念なことに附属高校は廃校となりました)。

 

結果は、もちろんダメでした。

 

その教授から

「男の子なんだから、高校から音楽の専門コースへ進まないで、

 一般の知識をちゃんと身につけてから、

 もう一度大学受験のときにいらっしゃい。」と

体(てい)よくしりぞけられました。

 

その代わり、音大の講師の先生をご紹介くださり、

そこで修行をしなおすことになりました。

 

ちょうど中学2年生のときです。

 

小学6年生から始め、驚異的な速さで進んだものの、

その分、見落としたことも多く、

専門の道では通用しないと、

鼻っ柱を見事に折られました。(笑)

 

そして高校3年生のとき、

もう一度その教授のお宅で

中学2年生からの4年間の「修行」の成果を

見ていただきました。

 

演奏したのは

ベートーヴェンソナタ第7番 ニ長調」の第1楽章でした。

忘れもしませんね・・・。

 

ここで教授からしりぞけられていたら、

音大への進学は出来なかったのです。

 

体よく断わる際におっしゃったことですが、

今になって思い返すと、

おそらく「ちょっとしたことで得意満面にならないで、

もっと人間力を鍛え直してきなさい」ということだったのでしょう。

 

運良く教授に認められ、

高3の1年間は、その教授の下で受験に向けて

仕上げをしていただきました。

 

これは後日、4年間を支えてくださった先生から伺ったのですが、

「ここまで上手になっているとは思いませんでした」と

教授からその先生に伝言があったそうです。

 

だれでも、自負というのか自意識が過剰になり、

現実の自分とかけ離れてしまう時期があります。

 

そのとき頭を打って初めて自分の立ち位置や、

本来の実力が分かる、いわゆる見せつけられるのです。

 

それに負けてしまうのか、

そこから自問自答して復活し上昇するのかは

その人の人間力が試されるのです。

 

それは中学生であろうと大人であろうと

大して変わらない。

 

年齢以上の人間力を備えている子も少なくない代わりに、

「その年齢でナンでそないに大人げないのん?」と

思わず眉をひそめたくなる大人も、わんさかといます。

 

こういうことは年齢に関係ないのでは?

 

私だって、エエ年しているのに、

まだまだありますからね。

 

ただ私がY君と圧倒的に違うのは、その経験の回数です。

彼よりもずっと先に生まれ、たくさん経験してきています。

 

「しっかりしなさい!」という叱咤(しった)も大切ですが、

私はしません。

 

その理由は、これですね。

 

叱咤は親御様や監督やコーチから、これからも繰り返してされるからです。

私の仕事は、僭越ですが、

そうされた理由を彼に諭すことだと思っています。

 

と、ナンか、カッコエエこと言いましたが、

ひとつひとつ、階段を上がってゆくのですね。

 

サッカーに関しては私は門外漢ですが、

サッカーも勉強も、同じY君がすることですから、

連動しているはずです。

 

ですから、こちらから気づいたことは、

これからも遠慮会釈なく?伝えてゆこうと思います。

 

だって、Y君に限らず、

少なくとも私という偏屈人と関わった子どもたちには、

いっぱしの大人になってもらいたいですからね。

 

これって、子どもたちを見守る立場の人やったら、共通の想いですものね。

 

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最後は人間力!

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さきほど、サッカー少年Y君に、

久々に説教しました。

 

理由は、午後7時から午後10時まで勉強するという約束をしたのに、

午後9時40分で切り上げて帰りかけたからです。

 

「まだ20分あるよ! ナニ勝手に判断してるん?」

 

ゴールキーパーをやってます。

かなり上手らしい。

 

でも、アカンわ!


「サッカーで20分、自分勝手な判断で誤魔化して許されるん?」

「いいえ・・・」

「しゃあ、勉強やったらエエのん?」

 

返す言葉なんぞ、ないやろ!

 

「そういう気持ちやから、いつまで経っても勉強がでけへんねん!」


サッカーをしていようが、勉強をしていようが、

あなたがしていることです。

 

ひとつ手を抜いたら、

それはいずれ、あなたの本命である

サッカーでの信頼性が崩れることになります。

 

つまり、サッカーについて命取りになる。


もう15年ほど前ですが、

高校ラグビーの大阪大会で優勝したある私立の高校が、

優勝インタビューとして、全員がテレビ出演したことがあります。

 

それもスポットニュースではなくて、30分の時間が組まれていて、

プロのアナウンサーがインタビューするものです。

 

ところが・・・

まず椅子の座り方がなっていない。

常識のある高校生なら、ちょっとはかしこまって椅子に座るのを、

どっかのバーの座席に座っているように、ちょっとふんぞり返っているのです。

 

私の偏見かな・・・?

 

そう思って翌日に、ラグビーの指導をしている知り合いに尋ねたのです。

「ああ、昨日のテレビでしょ? 教育がなってないやんな、あいつら・・・!」と

その知人が先に言いました。

 

「それ、先生の偏見ちゃうよ。オレ、腹立ってチャンネル変えたもん。」とも・・・。

これの根本的な原因はナンやと思わはります?


学校の教育力です。

そのレベルのメッチャ低い高校のラグビー部が、たまたま優勝したのです。

 

ほかのモノを犠牲にしてまでラグビーに打ち込んでいるのですから、

その子たちが勉強する時間が取れないことくらい、百も承知です。

 

私、某私立学校の教師を10年した経験があります。

その学校にもスポーツ・コースがありました。

 

早朝6時に学校にやって来て、授業が始まる前に厳しい練習をして、

6時間目の授業が終わったら寸暇を惜しむように練習場へ行き、

午後10時まで、さらに厳しい練習をしていました。

 

それも毎日です。

 

ですから、勉強をいつしているのか、こっちから尋ねたくらいです。

すると、このように言うのです。

「先生、勉強する時間な、授業中しかないねん。」

進学校だったので、周囲の生徒から比べたら確かに学力は低い。


ですから、二言目には「先生、オレらアホやもん」と言うのです。

そういう生徒たちによく言っていたのが、これです。

 

「それはな、勉強する時間を全て擲(なげう)ってスポーツをしているからです。

 その時間を全部勉強にすり替えたら、

 ほかのどの生徒よりもトップクラスに行けるよ。

 だから自分のことをアホと言うたらアカン。」

 

この子たちが国体のバレーボール競技で優勝したとき、

テレビに出ました。

 

例のラグビー部と全然違う。

もちろんバレーボール部の彼らのステージの方がずっと上でした。

 

自分が大好きなスポーツだけをしていれば、これほど幸せなことはない。

そう思うのが、中高生です。

 

本音を明かせば、勉強なんかしたくない。 勉強なんて、いらんやん。

ウチの塾のサッカー少年も、可能なら、そう叫びたいんやろな。

 

でも、ナンで勉強するんやろ?

 

お説教のときに私が言ったのは、これですね。

 

「結局、何が大事やと思う? サッカーの技術か?」

 

いくらサッカーが上手でも、試合に出せば「独り試合(スタンドプレイ)」をする。

監督やコーチが何度注意しても「オレがオレが・・・!」という我を丸出しにする。

 

こんな選手、肝心な試合に使えますか?

 

サッカーというスポーツは、ある程度「オレがオレが・・・」の精神は必要でしょう。

 

でもそれは、周囲の状況で判断することであって、

スタンドプレイがイイわけではないはずです。

 

「監督とコーチの違いって何か分かってる?」と尋ねると、明確な答を返せません。

確かに中2になったばかりやからね。無理もないか・・・。

 

ノムさんの受け売りですが、最もやと思ったので言いました。

 

「コーチは技術の指導をするのが仕事。でも、監督は違います。

 監督は選手を一人前に育てるのが仕事。」

 

一人前とはなんぞや?

 

「一人前」とは、選手である前に、いっぱしの社会人であること。

社会人としてちゃんと育っていない者が、優れた選手になれるはずがない。

 

優れた考え方があってこそ、優れた技術が開発でき、優れた選手になる。

たとえ天才的にサッカーが上手でも、人格が欠損していることなんて、

プロの世界なら1か月もすればバレます。

 

そんな選手がチームからもファンからも、信頼を得られるはずがない。

 

「優れた選手には、全員あるモノを持っている。それは何か分かる?」

 

彼の表情が穏やかになってゆくのが分かります。

 

とどめの一言は、これです。

 

人間力です

 

「先生はね、君がずば抜けて勉強が出来るようになって欲しいなんて、

 これっぽっちも思っていない。

 確かに出来ないよりは出来る方がイイに決まっているけれど、

 それよりも人間を磨きなさい。

 だから、20分誤魔化して帰るなんてセコいことするな。」

 

このサッカー少年の人格を、

根っ子から掘り返さんとアカンようです。

プロを目指している子だからね。

 

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ガサガサする原因は、これやったんですね。

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R君(新小3)、

最近ガサガサすることが多くなりました。

 

特に、苦戦する場所にさしかかるとガサガサ・・・。

 

何度言ってもガサガサします。

 

椅子に何度も座り直したり、

エンピツとか消しゴムとかをしょっちゅう落とします。

そのたびに学習を中断して拾って・・・。

 

あるいは、消しては書き直し、書いては消して・・・

机の上は消しゴムのカスだらけ。

 

急にどないしたんやろ?

 

いつもはR君の前に座って様子を観ています。

私、ガサガサされるのがキライなので、

ちょっとイラついていたのですが、

つぶさに観ていて、ハタと気づいたのです。

 

というのは、

どうもこのガサガサは無意識でしているみたいなんですね

 

そこで今回は、久々に彼の横の席に座りました。

 

すると、ピタッとガサガサをしなくなったのです。

まるで何かで線を引いたみたい・・・。

 


あ、やっぱり。

なるほどな~。

 

 

ガサガサの原因は、これ。

 


不安感。

 


3年生内容の3か月ほど先まで進んだR君。

 

千万までの大きな数の単元をしていますが、

イマイチ分からないところがあったりで、

よく間違えるところがあるのです。

 

そこにさしかかるとガサガサしはじめます。

R君自身は慎重に考えて解いているけれど、

潜在的な不安感がR君を慎重にさせているのだとしたら・・・?

 

私が横の席に座り、彼の肩にそっと手を置いたことで、

潜在的な不安が安心に変わったのでしょう。


年齢の幼い子って、

コミュニケーション能力をもつところまで

まだまだ到達していないのですね。

 

ですから、その代わりに、

全身を使ってこちらにシグナルを送ってくるのです。


そのとき、何も言わなくてもイイのです。

ただ、そっと隣の席に座る。

ある程度落ち着いてきたら、そっと肩に手を置いてあげる。


寄り添う。

教育の原点やないですか?

 

R君に、あらためて気づかされたな・・・。

 

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自塾の強味って何やろ?

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自塾の強味って何やろ?

 

自塾の存在理由の次に、

強味を考えてみました。

 

う~ん・・・

 

お! やっぱ、これでしょ!


お母さんやお父さんとの

コミュニケーションの濃さ。

 

Line やりまくってますもんね。

 

ときにはリアルタイムで

子どもさんの塾での様子を

写真に撮って送ったり、

 

 

(親御様の許可を得たうえで)

指導して感じたことや、

その子のユニークなところを、

大抵はその日にアップしています。

 

もちろん、そのお知らせも Line で送信。

すると、こんな返信をくださいます。

 

*  *  *  *  *
こんにちは。

ブログ楽しく!いや、ゲラゲラ笑いながら

読ませて頂きました。

Yは改めて読んでみると、

ツッコミどころ満載ですね(笑)

Rの写真、知ってる人はすぐに気づくと思います。

他の写真も有難うございました。

(モザイクなどの画像処理をしていない写真は、

 Line か Messenger で送信します。

 Facebook にアップするときも、

 基本的には、特に子どもさんのお顔とか

 デザインが特徴的な服装などには

 必ず画像処理をします。)
*  *  *  *  *

 

時には、私から新しい指導方針について、

こんなアピールもします。

 

まずブログにアップしたことをお知らせして・・・

来週辺りから、R君(中2)にもしていただきます。

音楽屋のプライドにかけて?彼の英語に対する耳を鍛えていきます。

本日(R君が)聞いた方法は秘密中の秘密なので、

まだ皆様にはお知らせしていません。

まさか自分の音楽的経験が生かされる時期が来ようとは、

思いもしませんでした。

お読みくださり、ありがとうございます。

 


すると・・・

*  *  *  *  *
こんばんは〜〜

こちらこそいつもお世話になって、

ありがとうございます

いつも楽しく読ませていただき、

ありがとうございます。
*  *  *  *  *

 

こんなお知らせすると・・・

 

「おかあさん、こんなテスト直しの方法があります」

ブログ更新しました。


*  *  *  *  *
おはようございます☀

いつもお世話になって、ありがとうございます。

数学のテストのやり直し、昨日ノートにやっていました。

学校の先生にも、今回どうしたの?って聞かれてないそうです。

前回の中間がHまにしてはよかったので、

今回はやっぱり元に戻ったのか〜って思われてるのかな?

などと話していました。

学校の先生は、じっくり一人一人は見てくれていませんものね〜。

これからもどうぞよろしくお願いお願いいたします。
*  *  *  *  *


ブログを書くとき、

「塾長の休日」というコンテンツ以外は、

塾ネタ、音楽ネタに関わらず、

ウチの塾生の誰かに伝える気持ちで書いています。

 

今日はH君とNさん本人と、それぞれのお母さん(お父さん)に・・・

というような具合です。

 

ですから、新小3のR君のようなユニークな子が来た日は、

書きたい内容がたくさん出来ます。

 

みんなに向けて書こうとすると、書けないんですね。

 

だって、「みんな」って、どこの「みんな」?

だから、「今日はこの人へ」とする方がいいみたいです。

 

一昔前なら、うかつにブログに書いたり写真を撮ったりしたら、

「ウチの個人的なことを世間に言わないで(見せないで)くれませんか?」と

苦言を言われたり、

たとえおっしゃらなくても、そんな空気が流れていましたが、

 

今やブログだけ出なくて、

Instagram とか Facebook とか Twitter なんかで

個人的にもうバンバンとアップなさっているからか、

塾で取り上げてもらえたのを喜んでくださるのです。

 

イマドキやな~と思いますね。

 

初めは、Line についていろんなマイナスの情報があったので

(成りすましとかIDの乗っ取りとか・・・)、

使うまではかなり用心していたのですが、

 

いざ使ってみると便利やし、

自塾の強味として発揮してくれるとは

思いもしませんでした。

 

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ナンであなたの塾に通わアカンのん?

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「ナンであなたの塾に通わアカンのん?」

このように問われたら、こない答えるかな・・・。


あなたに伝えなアカンことが多いから。

① その学習方法は正しいですか?
  (間違っていると言いたいのではありません。
   ちゃんと正しいという自覚を持って、その方
   法を信じて学習していますか、ということです)

② その覚え方でイイですか?
  もっと時間をかけないで楽に、
  しかも確実に覚えられる方法があるとしたら、
  関心はありませんか?

➂ そんなに根(こん)を詰めないで。
  心を軽くして学習できる方法があります。

④ もしあなたが一旦落ち込んだ成績を
  再生させることを望んでいる人なら、
  その場所がここにあるから。

そして、これがいちばん大きいことかな・・・。

子どもさんの教育のことで独りで悩んではるお母さんが
実は少なくありません。そのお母さんの気持ちを楽にできます。

 

《最近では、こんな例があります。》

音楽の道に進みたいと、そのコースのある高校へ進学しました。
でも、あこがれた音楽の道なのに、
右を見ても左を見ても音楽のことばかり。

 

毎週あるピアノのレッスン。
それがしんどくなってきたな・・・。

 

でも、周囲からは、今後のあなたのことなんやから、
どうないするのか決めなさいと、事あるごとにせっつかれます。

 

分かってるよ!
でも、どないしたらエエのんか、自分でも分からへんねん。

 

 

偶然、友人関係をたどって、お母さんとお嬢さん2人で、
私のところへ来てくださいました。

 

私がお嬢さんに伝えたことは、これだけです。

 

「あなたなりに一生懸命に答を探したんでしょ? でも見つからなかったんやね?」

彼女は小さくうなずきました。

 

「何でやと思う?」

うつむいたまま、首をかしげました。

 

「それはね、答がないから。
 ないモン探したって、見つかるワケないやん。
 それを無理矢理探しまわるから、余計に苦しいんやね。

 そんなときはね、探すのをやめるんよ。
 そんなことしたら、あなたの周りの人からなんて言われるか・・・。

 そんなんほっときなさい。
 そんなん気にすることないよ。

 あなたはエエ加減な気持ちでサボってるんやない。
 一生懸命何とかしようと思っているんでしょ?
 それだけでじゅうぶんやん。

 そうやっているとね、あるとき、全然思ってもみなかったところから、
 ふと答が降りてくるねんで。

 そのとき、『あ、これや!』と思えたら、
 即行動です。

 何でかと言うたらね、
 お待たせしている人に悪いから。

 そのとき、横にいてはるお母ちゃんが動いてくれはるから。
 それが親ってモンやから。

 みんなあなたのことが好きやから、待ってくれはるよ。
 ふと答が降りてきて、あなたが行動したら、
 みんなが協力してくれはるから、自信を持って、
 答が降りてくるのを待っていなさい。

 いつなんて考えたらアカンよ。
 だって、いつなんていう答えなんかないモン。

 だから、考えない。」

 

彼女はポロっと大粒の涙を落としました。

帰宅後、数か月向き合わなかったピアノを弾き始めたそうです。

 

メッセンジャーで「私も楽になりました」というお母様からの伝言と共に、

お嬢さんがピアノを弾いている動画も送ってくださいました。


実は私も悩んだことがあるのです。
塾の新しい方向性を見いだせなくなって、悶々と悩んでいました。

 

そのとき、手をさしのべてくれる人が、
全く思わぬ方向から現れました。

 

悩んでいても仕方がない。
そのように思った理由はこれです。

 

悩むのは、初めから存在しない答を探している状態で、
新しい方向性を見いだせたという答が降りてきて、
さてどのように進めて行こうか、
その方法を考えるのは思案することであって
悩むことではないと気づいたからです。

 

こんなことを伝える塾なんです。

 

勉強のことはもちろんですけれど、
こんなことだけでなくて、
もっともっと楽しいことも、
伝えたいことがいっぱいあります。

 

だから私はここで塾をしています。

かっこよすぎるかな・・・?

 

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ブレるな!

中2になったS君。

「英語やります」と言って、
高速記憶教材で予習か開始。

 

日々速くなってます。

いいね!

 

PCを終了させて、
問題集を広げてしはじめました。

なかなかイイ流れです。

見かけはね。

 

私は、
高速記憶教材でトレーニングをした
教科書単元と同じ範囲を、
問題集でもしていると思っています。

 

ここで、私の頭脳のかけら、
いわゆるこちらの思惑と、
S君の頭脳のかけらをつなげるために、
学習内容を覗き見る。

 

あ~! やっぱり~!

 

何をやっとるのかというと、
問題集の最初にある1年生の復習ですがな。

 

ここで、私の思惑とS君の頭の中との
乖離(かいり)している箇所を発見!

 

折角、

高速記憶教材でトレーニングしたのに、
問題集でちがうとこやったら、

アカンやん!

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だから結果が上手に出せないんですよ。

エエ流れやったのに、
自分でその流れを止めてるというのか、
ほかのところへ流しているんです。

 

ブレとるやん!

自分で気イつきいや!

 

なかなか結果を上手に出せない子って、
どこかつじつまが合っていないのです。

 

絶対どこかブレてます。

 

ちゃらんぽらんでエエ加減なことして
「アンタの塾では成績上がらへん」って言われたってな~。

 

そんなん、知るか!

 

S君に何を体感して欲しいのかというと、
① 高速記憶教材でトレーニングしたところと同じ範囲を
  問題集ですることで、トレーニングでインプットしたことを
  (問題集で)ちゃんとアウトプットできるのかどうか

② 今までのようにトレーニングをせんと(しないで)、
  教科書を見ながらチマチマと問題集を解くのとで、
  どちらがスムーズに解けるのかを分かってほしいんですね。

 

理由は、もうこのひとつだけ。

 

問題集や教科書内容がスムーズに分かったら、
だんだんおもしろくなってきて、
高速記憶教材⇒問題集⇒教科書のリスニング

⇒教科書の内容の把握⇒問題集にフィードバック

⇒英語文法の問題集・・・というように、
勉強の中味がどんどん発展し濃くなっていきます。

 

その流れを身につけて欲しい!

 

だから、ブレるな!

 

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ほうれんそう

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午後3時半過ぎ、

サッカー少年Y君から

Line メッセージが届きました。


(Y君)今日から2ヶ月

    ○△■▽(プロのチーム名)の

    ゴールキーパーだけの練習が入ったので

    週3回の練習が週4回になるため、

    平日に塾に行ける日が1日となってしまいます。

    なので、土曜日の練習
    または試合の後の20時から22時までの範囲で
    ふりかえという形で(塾へ)行っても
    よろしいでしょうか?

    返信お願い致します。


お、中1のときと比べたら、

めっちゃ大人になったやん!

 

でもな~、こんな大事なこと、

今日の今に決まったんかな?

 

一見するとちゃんと書かれていそうですが、

よく見ると、情報の曖昧さが分かります。

 

「平日」というところです。

彼は月曜と水曜に来ています。

これだと、どっちか分からへんやん?

 

そない思たんで、

切り返しの返答がこれになりました。


(私)平日は何曜日ですか?
   土曜日はもともと予備日なので、OKですよ。

   貴重な週2日やから、時間伸ばせませんか?

   できる限りでいいので。


   土曜日ですが、   

   はやく終われるような日があれば、

   午後8時からでなくてもエエんとちゃいますか?

   学習内容も多くなるし、難しくなるからね。

 

   時間の難しい人やから、

   すき間を見つけては塾で勉強する

   という感覚にならんとアカンよ。

 

 

(Y君)平日は月曜日がサッカーがオフの日です。

 

(私)じゃあ、3時間に伸ばせますか? 

   それでもあとでエエ加減になるよ。


(Y君)帰宅時間によって変わるんですけど、

    予定がまだ定まってないので、

    今のところ15日の土曜日は

    帰ってくる時間が7時過ぎなんで、

    厳しいかと思います。

 

 

平日の話が土曜日にすり変わってるやん。

わざと話を都合良くすり替えたりする子ではないので、

自分の言うたことと自分の認識がズレてるだけです。

なので、私からちょいと厳し~いツッコミが入ります。


(私)いえいえ、月曜日のことですよ。

   土曜日は不確かなのは理解しています。

   月曜日はOFFやねんから、

   午後7時から出来ませんか?

 

   土曜日はギリギリで動かなアカンでしょうから、

   そこは臨機応変にね。

   

   話のターゲットは月曜日です。

 

(Y君)わかりました。

    月曜日は7時から10時までの範囲でいきます。

 

 

すると、またまた私からのツッコミが入ります。

 

 

(私)返事があいまいです。

   「7時から10時の範囲」だったら、

   午後9時半から午後9時40分でもエエことになります。

   「7時から10時の3時間でします」というように、

   はっきりと答えないとアカンよ。

 

   サッカーの監督やコーチや、

   仲間に情報を送るとき、

   誤解をまねかないように、

   分かりやすく、はっきりと表現できるようにしましょうね。

   情報伝達の基本中の基本。

   「ほうれんそう:報告・連絡・相談」ですね。

 

 

すると、こない切り返してきました。


(Y君)午後19時〜午後22時の時間で行きます。

 

 

「7時」と「10時」と書くと、

また「朝の7時なの?」と、

私から細かいツッコミを入れられるので、

かなり考えたんでしょうけど、

24時制で「午前」とか「午後」は要らんやん。

そのための24時制やのに・・・。

 

「午後19時」やなんて、地球を何回まわす気やろ・・・?

 

連絡が来た時間帯と、

返事が返ってくるタイムラグから、

どうも練習場への移動中の列車の中から

返答している様子がうかがえたので、

もうこれ以上ツッコミませんでした。

 

これ以上すると、

ナンかこっちがY君をいじめている様相になって来そうなので・・・。

 

ただ、この子の場合はプロを目指す環境でサッカーをしているので、

「大人の事情」は、学校のクラブでサッカーをしている子よりも、

より緻密やろうし、スケジュールも複雑で過密なはずです。

 

ですから、連絡する場合は正確さが要求されます。

友だちと「明日も公園で遊ぼうぜ~」というのとはレベルが違うのです。

 

何時から遊ぶのかなんて、

暗黙の了解という条件付きの枠の中でのことやし、

誰かが遊んでいたら、そのうちに集まってくるので、

そないに詳しいことを伝える必要性はありません。

 

でも、クラブチームとなると、話は全く異なってきます。

学校のクラブでも

「こんどの日曜日の試合は午前10時から始まるから、

 校門前に午前8時に集合のこと」というように、

きっちりと送らなアカンはずです。

 

ナンでかというと、これはお話やなくて、情報やからです。

 

とはいうものの、私ら大人でも、

日頃は結構エエ加減なことをしとります。

 

メッセンジャーや Line のメッセージって、

誤字・脱字とか変換ミスの箇所がわんさかあります。

 

パパパっと打ち込んで、

読み直さないですぐさま送るから、こないなるのですね。

 

恋人にプロポーズのメッセージを送るとき

「一緒に住もう」を「一生に相撲」と送った彼氏。

返ってきた彼女の答は「どすこい!」

 

この2人は、きっと仲の良いご夫婦になられるでしょうね。

 

これは笑えるお話。

笑えないことの方が多いかも知れません。

特に自分よりも年配の方や上司に送るときには・・・。

 

お母様から、次ようなメッセージを頂戴しました。

 

塾長の言うてることを

素直に前向きに受け取ってほしいものです。

『サッカーの監督やコーチや、仲間に情報を送るときに、

誤解をまねかないように、分かりやすく、はっきりと表現』

 

コレは本当に身につけてほしいことですし、

 

情報伝達の基本中の基本。
「ほうれんそう:報告・連絡・相談』

 

コレは日ごろから言うてても

面倒くさいが勝ってしまってしょっちゅう私を怒らせてくれてます。

曖昧なYの回答に丁寧に返信して下さり有難うございました。

 

私の塾は、こういうことも指導しています。

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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